文字数のむこうの日録

140文字で書ききれなかったこととか

モスはモスでも

MOS Excel/Word 2019のデジタル認定証

 MOS="Microsoft Office Specialist"。Microsoft Officeの利用スキルを証明する資格。Word/Excelの学習指標、そして所持スキルの客観指標として活かすべく約1か月の独学を経て受検、合格することが出来ました。

mos.odyssey-com.co.jp

 この1か月の学習で感じた難易度はそれ程高くないように思うのですが、わたしの場合PC操作それ自体は慣れているもののOfficeソフトの実務経験が無く、また年相応に記憶力が減退している自覚もあるのでとにかく地味に勉強する、それだけでした。学習のためのテキスト&問題集として以下の2冊を使用しましたが、定評通りこれだけで充分にして最良と思えます。何より実際のCBT方式テストで使われる「マルチプロジェクト」と呼ばれる形式で模擬試験が行えるプログラムが付いており、本試験を受ける際も全く不安がなかったのは非常に大きいです。

(※CD-ROM添付ですが、ドライブのないPC向けに出版社のサイトからダウンロードもできるようになっています。)

www.fom.fujitsu.com

www.fom.fujitsu.com

 試験の勉強法ですが、わたしの場合は以下の通りでした。

  • まず1章分練習し、章末の練習問題を解く(1日1章メド)
  • ExcelとWord、それぞれ交互に上記を行う
  • 最後まで行ったら各章末の練習問題を再度解き間違いを復習する
  • 模擬試験をExcel/Wordそれぞれ1日1回メドに行う。
  • 模擬試験は5回分+ランダム出題があるので最後にランダムを各2回やってみる

 だいたいこんな感じ。1日中詰めてやらずにできるだけ毎日(週末など休みはアリでしたが)とにかくExcel/Wordに触るようにしました。

 試験は全国一斉試験と随時試験の2通り。わたしは随時試験を地元の試験会場(コンピュータ学校)で申し込み受験しましたが、どちらにしても試験問題も形式も同じなので任意の日時と場所が選べる後者で問題ないと思います。受検した日はわたし1人だったので、試験管理も含めPCを使うCBT方式ということもあり比較的リラックスして受けることが出来ました。

 結果はご紹介の通り2科目とも合格。1000点満点で700点以上が合格ですがWordで972点、Excelは1000点満点をとることが出来ました。

 これをもって「わたしはExcel/Wordでこれだけのことが出来ます」という客観指標が出来たのでぜひ求職活動に利用していこうと思いますが、何よりこの学習の過程で両ソフトウェアを使って出来る様々を知ることが出来たので、仕事とか関係なく私的な場面でもいろいろ使っていけそうです。

 結局1か月の無料期間では足らなかったので365 Personalは年間サブスク料金を払って継続利用しています。1万円強ですから決して安くはありませんが、ここまで機能満載な「何でも来い」なソフトになっているとは…というところからもう既に「発見」でしたし今のところはむしろ「これを何に使おうか」といろんなそうぞうを巡らせているところであります(それよりはよ就職せぇ)。 

スーパーカブの荷台をグレード(ボリューム?)アップ

(左)交換前 (右)交換後

 スーパーカブの荷台を交換した。

 荷台には「ホムセン箱」ことアイリスオーヤマのRV BOXを荷締めベルトで取り付けており収容力も充分あってそれは満足なのだが、荷台の構造上固定位置を下げられないことから背中にバックパック等を背負えないし無理に背負うと着座位置が不自然になり安全上も問題があった。

バックパック等を背負うとシートにきちんと座れない問題が。

 そこでいい解決策はないかと調べていくうち、カスタムパーツのショップ・Cubyさんで「新聞カブ」ことスーパーカブ50/110プロの純正リアキャリアを使いやすく加工したものが販売されていたのでこれを購入し換装、ホムセン箱の取り付け位置をずらすことにした。これは将来もっと収容力のある「箱」に取り替えることになっても余裕を持って対応できるように、という狙いでもある。

ホンダ純正"改"・超大型リアキャリア

 届いたリアキャリア、こんなにデカかったの!?と驚きつつも取り付け作業する前に一手間。純正状態では後端が跳ね上げられた形状なのを加工してフラットにしてあり、熱加工とのことで変色部分に錆対策が推奨されていたので耐候性塗料を吹き付けて保護対策とした。またこれまでホムセン箱は荷締めベルトのみでの固定で問題は生じていなかったが、今回同時に購入した純正ボックス取り付け用の金具を利用してよりしっかりと固定した(※現物合わせで位置決めして固定。長さが足らない固定用ネジを別途調達)。なおこれまでの荷締めベルトも併用している。

リアキャリア換装・ホムセン箱再搭載して完成!

 完成状態はこちら。キャリア後端にホムセン箱を固定した状態でなんと前端から20センチ程度の空きスペースが!厚みのあるバックパックを背負っても余裕を持って着座できる!なんと素晴らしい!もちろん荷物積載スペースとしてもゆったり使えるので大変満足している。

換装前と同じバックパックを背負って比較。一目瞭然。

 デメリットとしては巨大なキャリアで見た目にもゴツくなってしまったことと、バイクカバーのサイズがギリギリで保管時にカバーの外から前輪にかけているU字ロックがはまらなくなってしまったことだろうか…。

 

・ホムセン箱

www.irisohyama.co.jp

・リアキャリア

cuby.ocnk.net

・取付金具

cuby.ocnk.net

・バイクカバー

2rinkan.jp

 

 

ギャンブルに興味のない人の競馬

阪神競馬場にて

 ご多分に漏れず(?)わたしが競馬に目を向け始めたのは「ウマ娘 プリティーダービー」の影響。もはや説明の必要もないと思うので省くが、ただゲーム自体はロクにプレイしていない。「ウマ娘」はいとぐちに過ぎずリアルな競馬のほうに興味が向かったのだが、わたしの場合競馬が競馬たるギャンブル性にはあまり目が向かず…

・競馬という「システム」やその歴史

・競馬におけるIT・ネットの利活用

・競走馬という「いきもの」

・競馬場という「インフラ」

・競争馬の写真を撮ること

 という、主にシステム面ばかりに興味が向くという極めてオタク的なハマり方をしてしまっている。なのでわたしにとって競馬とは競馬場に行くことでありそれ自体が目的なのだ。

園田競馬場

 生涯初の競馬場は兵庫県園田競馬場(地方競馬)。スタンドの大きさにまず驚き、初めての「ギャンブルの現場」は思ったよりも殺伐とした空気などは無くどこかしらローカルな「お祭り感」のようなものにちょっとホッとしたり。そして大阪空港を離着陸する飛行機のよく見えること。カメラ持って飛行機の撮影に行ってた場所と川を挟んで向かい合うような立地だとは思いもよらなかった。

笠松競馬場

 次は岐阜県笠松競馬場。訪れた日が曇天なのもあってちょっと「うら寂れた」雰囲気は拭えず、園田に比べると少し寂しい感じがした。それにしてもスタンドから木曽川を渡って岐阜に向かう名鉄電車がよく見えるし、競馬場の敷地から堤防道路を挟んで厩舎地区があるので馬が横切る横断歩道(馬道?)があったりで牧歌的な感に富んだところであった。

阪神競馬場

 そして満を持して(?)中央競馬の最初は阪神競馬場。ここは何もかも前2つと違った。もうこれは「馬が走っててうまくいけばお金がもらえるテーマパーク」とでも言い表せそうな巨大アミューズメントという感じで設備の充実っぷりに圧倒されるばかり。中央競馬は全てにおいて格が違うという感じでインフラ的な意味でもハンパなく凄いという印象しかなかった。

 かくして競馬のギャンブル成分以外に惹きつけられているヒトなのだが、そんな中、なぜか「ウマ娘」のモチーフになった競走馬ではない過去の馬名いくつかに聞き覚えを感じたことがあった。その理由を想像するに、テレビやラジオで競馬中継を見聞きしていた父親の横にいてそれが記憶となったのだろうか。私には父が競馬をやっていたという覚えがないのだが、本当は存在する記憶の引き出しから単語だけがぽろりとこぼれ落ちたというのが実のところなのかも知れないし、であればまたそれも面白いコトだなぁと思う。

X-T5の被写体検出AF・電車編

 

阪堺電気軌道

ディープラーニング技術を用いて開発された被写体検出AF機能を搭載します。人物の顔や瞳、更に動物・鳥・車・バイク&自転車・飛行機・電車をAIで検出することが可能、ピントを合わせたまま狙った被写体を自動的に追尾するため、シャッターチャンスや構図に集中して撮影をお楽しみいただけます。(富士フィルムWEBサイトより)

 というX-T5の「被写体検出AF」。ならばとばかり「電車」で試してみた。T5のマニュアルにはこう記述されている。

鉄道車両の運転室や車両前面を検出して追尾します。

 …とあるとおり、目標を捉えると車両の正面顔を検出したという枠が表示され、その中にAF合焦ポイントとなる車両正面の窓(運転室部分)が検出されてもう一つの枠として表示される。

 検出は結構俊敏で、結構遠くからでも認識される。しかしあくまで「顔」で検出しているので、横がちになって正面部分が少なくなると検出が外れ、真横になってしまうと検出されない。

車と電車が重なった場合も前の電車だけが検出される

 電車を他のものと誤認識することは極めて稀で、上の写真のように車と電車が重なった場合でも前の電車に検出枠が表示される。「稀」と書いたのは全くゼロではないということで、テスト時にはワンボックスカーの後部を電車の顔と誤認識したことがあったからである。

 このテストを通じて、電車の顔の形状を認識しているのなら(いわゆる)プリミティブな顔ではない電車ならどうなるだろうという疑問が湧いてきたので次はそれをテストした。

近鉄「ひのとり」・広島電鉄グリーンムーバーAPEX」
近鉄アーバンライナーPlus」・南海「ラピート」※それぞれ検出起点

 結果は「初期の食いつき」が若干遅れる気はするものの、いわゆる「電車っぽい顔」と比べても大差なく検出してくれた。ディープラーニングすごい、というかこういう機能がカメラ内で完結できるぐらいにハードもソフトも処理能力や速度が向上したのだろうね。

 あとテストしたいのは電車でない機関車や300キロで通過する新幹線あたりかな。

Fujifilm X-T5

 

(前)X-T5 (後)X-T4

 自分の使っているカメラに後継機が誕生したとあれば「それは如何なるものか」「何が変わったのか」「新しく搭載された機能は何か」は当然気になるし、WEBサイトなどあちこちを徘徊して情報収集、買い替えや買い増しをするべきかどうか悩むというのはいつものこと。

 で、昨年末にX-T4を(ヤフオクで)売ってX-T5に買い替えたのだが、T5で新しくなったことや追加された機能のうち買い替えを決めた要素と重要視しなかったものがある。それについて書いてみようと思う。(ポジティブ2段階→◎・○、ネガティブ→✕)

◎外寸・重量のダウンサイズ

 …「小型化しました」と聞いても数値的にはミリ単位でしか変わっておらず「眉唾」していたのだが、実際に手にとって見ると確かに(T4比で)僅かであれ小さく軽く感じる。無碍に「小さく軽くしろ」という訳ではないが、それでも機能を減じずダウンサイズしてくれるならそれに越したことはない。

◎背面ディスプレイのバリアングル→チルト化

 …バリアングルはレンズが捉える「向き」とディスプレイの「軸」が大きくずれるので、ファインダーを使わずディスプレイを見て撮影する場合、こと静止画ではとてもやりづらかった。T3→T4でバリアングルになったのが元に戻ったということだが要望の声が大きかったのだろうか。

◎背面コマンドダイヤルの形状改良

 …T4のそれは出っ張りが小さく回すのが固かったので非常に回しにくく、特にサムレストを装着するとより動きに制約が加わり結局使用を諦めたことがある。お肌の潤いが失われつつあるお年頃には辛いのよ。

◎とある部分のデザイン

 …後述

○フィルムシミュレーション「ノスタルジックネガ」追加

 …表現のバリエーションを増やすという意味では歓迎しない手はない。

○被写体検出AF

 …AFの確実性が高まるなら無論歓迎。

✕4000万画素

 …画素数については2400万でも充分だったのでむしろ高画素化の弊害を心配していた。しかしレビュー等が「案ずるに及ばず」というものばかりだったので不安要素ではなくなった。データ容量の増大については致し方ないがかと。(NASの容量がピンチ)

ピクセルシフトマルチショット(160M相当)

 …そこまでのものを要求される場所がない、としか。

✕HEIF対応

 …実際どうなんでしょ?カメラ内でJPEG変換できるのでいっそHEIF記録にして容量節約と思わないこともないけど。

✕動画機能の諸々

 …これで動画撮ることが殆ど無いので従前(T4)準拠の機能でも個人的には問題がない。

 

 そして。

X-T4の「とある部分」

 上記「とある部分」とはコレ。この下に垂れた部分の処理がなんとも言えず格好悪く感じていた。T3からT4にスイッチしたときも、デカくなって更に格好悪い部分もあるのに何故と問われれば手ぶれ補正機能の搭載ただその1点だったのでそこらへんが解消されるのなら尚更、という訳。

 日々手にする趣味の道具だからこそ、細かい部分であれ「なんか違うなぁ」を抱えたままだと気持ちよくはないし、そりゃそこに解法を見出してくれるものが現れればこうもなりますわね(言い訳)。

セカンドディスプレイを配置する工夫

デスクパネル上部に設置したモバイルモニター

 映像編集用のノートPCにセカンドディスプレイを用意するにあたり、狭い机上を有効的に使うべく検討した結果このようにしてみた。

 このディスプレイ、いわゆる15.6インチのモバイルモニターでデスクトップ用のモニターにあるようなVESAマウント取り付け穴などがないので一時は上下からクランプする形のモニターアームで設置してみたのだが、背面方向にアームが出っ張ってしまい机のバックパネルを外さざるを得なかった。しかし机周辺が広くないこともありアームが作ってしまうデッドスペースが無視できないのだ。それにモニターがそこそこの力で上下からクランプし続けられるのは精神衛生上もあまり良いとは思えない。

 そこでこのモニターに付いているコの字型スタンドを上に回してそれをフックにし、ホームセンターで買ってきた金具で組んだ簡易ブラケットをデスクパネルに組み付けてそこに引っ掛ける形にしてみた。モニターがそう重量のあるものではないので底面をパネル下端に置きブラケット2点で支える形で安定して使えている。これなら「本来の」モバイルモニターとして移動させる場合も引っ掛けて固定しているだけなので着脱も容易でいいかなという感じでまずまずうまくできたのではないだろうか。

モバイルモニター(InnoView INVPM001)の背面

簡易ブラケット

簡易ブラケットと装着状況

 

クリップ雲台を自作する

Insta360 One X2を装着したところ

 ドライブレコーダーではなく、もっと自由度のあるカメラで車載動画を撮ろうと考え、どうやってカメラを固定すればいいかと考えたとき思いついたのがクリップ雲台の利用だった。わたしの車(ダイハツ・ウェイク)はセンターメーターなので「ひさし」の部分にクリップすればちょうどいいのではと思い既製品(エツミ ツーウェイクリップ E-191)を購入し装着してみたのだがいささか難点が。固定は問題なく行えるのだがクリップがあまりに強力すぎるのだ。ダッシュパネル一体のメーターコンソールは樹脂製であるが「ひさし」はどうも中空っぽい。なのでクリップの強力なバネで押さえ続けてかつ荷重がかかると割れてしまいそうでかなり怖い。

 ということで防湿庫の中にあった使っていない雲台と文房具の目玉クリップで同じようなものを作ってみた。

エツミE-191と自作クリップ雲台

三脚用ネジで雲台を固定

 手持ちの雲台はカメラのアクセサリーシューに装着するもので、かつ三脚用のネジ穴もあるものだったので目玉クリップにこれまた手持ちの三脚ネジで固定した。またクリップ部分には両側にゴムシートを貼った。

 これを使ってInsta360 One X2を設置してみたのが表題の写真である。この自作クリップ雲台でもそこそこ強力で、なおかつ「軸」が細く重心が高いので荷重となるカメラはいわゆるアクションカメラやあまり重くないコンパクトカメラに限定されるしそのほうが安全だろう。テストとしてLUMIX G100(キットの12-32mmを装着:重量412g)を載せてみたがかなり危なさを感じる状況だったので参考まで。それにここで使っているような普通にHD解像度以上で強力なぶれ補正を持っている(いわゆる)アクションカメラを使うほうが動画撮影には余程ハンドリングが良いところですしね。

 

 

 

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