文字数のむこうの日録

140文字で書ききれなかったこととか

ギャンブルに興味のない人の競馬

阪神競馬場にて

 ご多分に漏れず(?)わたしが競馬に目を向け始めたのは「ウマ娘 プリティーダービー」の影響。もはや説明の必要もないと思うので省くが、ただゲーム自体はロクにプレイしていない。「ウマ娘」はいとぐちに過ぎずリアルな競馬のほうに興味が向かったのだが、わたしの場合競馬が競馬たるギャンブル性にはあまり目が向かず…

・競馬という「システム」やその歴史

・競馬におけるIT・ネットの利活用

・競走馬という「いきもの」

・競馬場という「インフラ」

・競争馬の写真を撮ること

 という、主にシステム面ばかりに興味が向くという極めてオタク的なハマり方をしてしまっている。なのでわたしにとって競馬とは競馬場に行くことでありそれ自体が目的なのだ。

園田競馬場

 生涯初の競馬場は兵庫県園田競馬場(地方競馬)。スタンドの大きさにまず驚き、初めての「ギャンブルの現場」は思ったよりも殺伐とした空気などは無くどこかしらローカルな「お祭り感」のようなものにちょっとホッとしたり。そして大阪空港を離着陸する飛行機のよく見えること。カメラ持って飛行機の撮影に行ってた場所と川を挟んで向かい合うような立地だとは思いもよらなかった。

笠松競馬場

 次は岐阜県笠松競馬場。訪れた日が曇天なのもあってちょっと「うら寂れた」雰囲気は拭えず、園田に比べると少し寂しい感じがした。それにしてもスタンドから木曽川を渡って岐阜に向かう名鉄電車がよく見えるし、競馬場の敷地から堤防道路を挟んで厩舎地区があるので馬が横切る横断歩道(馬道?)があったりで牧歌的な感に富んだところであった。

阪神競馬場

 そして満を持して(?)中央競馬の最初は阪神競馬場。ここは何もかも前2つと違った。もうこれは「馬が走っててうまくいけばお金がもらえるテーマパーク」とでも言い表せそうな巨大アミューズメントという感じで設備の充実っぷりに圧倒されるばかり。中央競馬は全てにおいて格が違うという感じでインフラ的な意味でもハンパなく凄いという印象しかなかった。

 かくして競馬のギャンブル成分以外に惹きつけられているヒトなのだが、そんな中、なぜか「ウマ娘」のモチーフになった競走馬ではない過去の馬名いくつかに聞き覚えを感じたことがあった。その理由を想像するに、テレビやラジオで競馬中継を見聞きしていた父親の横にいてそれが記憶となったのだろうか。私には父が競馬をやっていたという覚えがないのだが、本当は存在する記憶の引き出しから単語だけがぽろりとこぼれ落ちたというのが実のところなのかも知れないし、であればまたそれも面白いコトだなぁと思う。

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