文字数のむこうの日録

140文字で書ききれなかったこととか

うどんの国のイヴ (Tyrell IVE 導入)

 14年前に購入し旅行はもちろん通勤輪行にも活躍してくれた折りたたみ自転車・ORibike M9が消耗品の交換や整備ではリカバーしきれない挙動不安を昨今感じるようになっていたのでこのたび新しくTyrell IVE(イヴ)を導入した。これまで同様(多分)20年近くお世話になっているLORO Cycleworksにお願いしグループ店舗の在庫にあったこのカラーがやってきたのだが、下の写真を見れば分かる通り色は似通っていてもその姿はずいぶん違う。何よりM9のアルミモノコックフレームに対してIVEはクロモリフレーム。ホイールベースも長いのでスラッとして見える。共通点といえばトップチューブやダウンチューブなどフレームの「背骨」に「折り目」が入らない構造というところか。これから再び通勤輪行に供するということは考えにくいが、この構造のほうが個人的に安心感があるので選択に繋がったところでもある。

Tyrell IVEとORibike M9

 折りたたみ自転車といえばイギリスのアレとか有名どころも様々あれど、"Made in 讃岐"を掲げる新進気鋭の個性派メーカーの元気さはかつて店舗で開催された試乗会で知っていたが、その時はまさかユーザーになるとは思ってもいなかったのでせいぜい通り一遍「認知した」程度だった。だからいざユーザーになろうとして、またユーザーになってから知ったり気づいたりすることも少なくない。そういった意味でも久々に自転車熱が上がってきそうである(思った以上に高いカスタマイズ適性とか…)。

折りたたんだところ(左がIVE、右がM9)

 ともあれ14年間クリティカルな不具合もなく頑張ってくれたM9には「お疲れ様」だし、IVEには「これからよろしく」というところで帰宅後自宅前で通行人に訝しがられながら写真をバチバチ撮っていたのであった。

(※ORibike M9はIVEなどに流用するパーツを外したうえで定期的にチラシがポストインされる巡回金属回収に出しました。状態が状態であっても中古自転車買取業者に出せば幾分かのお金になったかも知れませんが、自分が「降りた」理由を考えればそのように不安要素の隠れたモノで利益を得るということはとても考えられませんでした。)

 

www.tyrellbike.com

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