クリップ雲台を自作する
ドライブレコーダーではなく、もっと自由度のあるカメラで車載動画を撮ろうと考え、どうやってカメラを固定すればいいかと考えたとき思いついたのがクリップ雲台の利用だった。わたしの車(ダイハツ・ウェイク)はセンターメーターなので「ひさし」の部分にクリップすればちょうどいいのではと思い既製品(エツミ ツーウェイクリップ E-191)を購入し装着してみたのだがいささか難点が。固定は問題なく行えるのだがクリップがあまりに強力すぎるのだ。ダッシュパネル一体のメーターコンソールは樹脂製であるが「ひさし」はどうも中空っぽい。なのでクリップの強力なバネで押さえ続けてかつ荷重がかかると割れてしまいそうでかなり怖い。
ということで防湿庫の中にあった使っていない雲台と文房具の目玉クリップで同じようなものを作ってみた。
手持ちの雲台はカメラのアクセサリーシューに装着するもので、かつ三脚用のネジ穴もあるものだったので目玉クリップにこれまた手持ちの三脚ネジで固定した。またクリップ部分には両側にゴムシートを貼った。
これを使ってInsta360 One X2を設置してみたのが表題の写真である。この自作クリップ雲台でもそこそこ強力で、なおかつ「軸」が細く重心が高いので荷重となるカメラはいわゆるアクションカメラやあまり重くないコンパクトカメラに限定されるしそのほうが安全だろう。テストとしてLUMIX G100(キットの12-32mmを装着:重量412g)を載せてみたがかなり危なさを感じる状況だったので参考まで。それにここで使っているような普通にHD解像度以上で強力なぶれ補正を持っている(いわゆる)アクションカメラを使うほうが動画撮影には余程ハンドリングが良いところですしね。