文字数のむこうの日録

140文字で書ききれなかったこととか

TTArtisan 25mm F2 C

TTArtisan 25mm F2 C with X-E4

 銘匠光学のMFレンズシリーズに登場した35mm換算38mm相当となるレンズ。パンケーキと呼ぶにはやや厚みがあるが、それでもコンパクトでTTArtisanお得意のオールドスクールっぽいデザインが我が家のX-T4やE4によく似合う。またこのサイトで紹介されているようにニコンZ fcにもとても似合っている。

絞り開放(f2)での周辺減光

 もちろんMFなのでファインダーを覗いてフォーカスリングを回しピントを合わせる。それを「楽しみ」と捉える人に、このレンズは軽快なフットワークを与えてくれる。

 描写がどうこうに答えられるだけの語彙をわたしは持ち合わせていないが、少なくとも純正や国産大手レンズメーカーなどと比較すれば劣る部分ももちろんある。しかしこのレンズをはじめ新興中国メーカーのMFレンズ群は同一線上に並べて優劣を競うのはちょっと違うとわたしは思う。それらメーカーははなから純正などに正面からぶつかって「勝つ」ことではなく、TTArtisanや7Artisanなどに見られるようそのレンズの風貌や触感などを大事にして「カメラで写真を撮る体験」、その趣味領域を拡げてそこにポジションを置こうとしているように思える。

 円安のせいで恩恵は減ったものの価格もお手頃な単焦点レンズを投入してくれるおかげでなんだか近似の焦点距離域に単焦点レンズが増えてしまった…。

 

 

 

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